2000.8.16-23 バンコク漫遊


フリータイム
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フリータイム1日目

路線バスでサイアムスクエアへ

ここ数日たまった疲れを抜くために、ぐっすり寝た。朝も7時や8時の出発でなくてよいので、ゆっくり出来た。毎朝の朝食は、ホテルのレストランでとっている。タイのホテルというか、どこのホテルにもありがちな、卵、ハム、ソーセージ、サラダ、パン、ジュース、コーヒー、ミルクなどのほかに、お粥類もある。
朝食をとり、ホテルを出たのは、9時過ぎだった。


ホテル前には、路線バスのターミナルがある。前日までの市内観光の合間に、紀伊国屋書店で手に入れたバスマップによると、ここからサイアムスクエア(バンコクの商業の中心地の一つ)まで乗り換え無しで、サイアム・スクエアまでいくバス路線がある。

バンコクのバスにはいろいろな種類があるのだが、その種類は赤や白などの色で色分けされており、この色によって運賃も異なる。我々が乗るバスはオレンジ色のバスである。このオレンジバスの特徴は、ちょっと値段は高いもののエアコンが効いていて、乗り心地が良いところだ。

早速バスでサイアムスクエアへ向かう。

まずは、バス停からバスに乗り込む。タイのバスはバス停には停まらないので要注意だ。停まらないというのは正しくなく、バス停から100メートルくらいはずれて停まることがあるのだ。したがって、のろうと思ったバスがやってきたら、とりあえずバスに向かって一目散に走る。このとき自分の存在をバスにアピールしながら突進すると効果的かもしれない。地元の人でも乗れないことがあるくらいなので、バンコクのバスになれていない人であればなおさら頑張りが必要だろう。バス停によってはバス停に誰一人おらず、バス停から数10メートル離れたところに人が集まっているところがある。この場合は、ほぼ間違いなくバスはバス停ではなく、人の集まっているところに停まる。あたりをキョロキョロ見回すことが大切だ。今回は幸運にも?始発の停留所からなので、苦労することなくバスに乗り込むことが出来た。

サイアム・スクエアには東急などが入っているマーブンクロン・ショッピングセンターがあり、まずはそこまで行きたい。バスに乗り込み、車掌さんに「マーブンクロン」と行き先を告げ、8バーツを渡す。オレンジバスは、行き先によって料金が変わるのだが、とりあえず8バーツを出してみて何か言われたら(といっても何を言われているかなどさっぱりわからないのだが...)ちょっと大き目のお金を出してみればよい。

10時少し前にマーブンクロンに到着した。バスを降りたいときには、日本と同じく「つぎ停まります」ブザーを押す。バス停がどこにあるかなどわからないし、また車掌さんが次のバス停の名前を言ってくれるのだが、当然のごとく何を言っているのかなどわからない。したがって手元の地図と外の風景とを見比べてそろそろかと思ったら、ブザーを押すのだ。なかなか大変だ。




ジム・トンプソンの家

10時前だというのに外は暑い。まだデパートも空いていないので涼む場所もない。そこでサイアムスクエアの近くにあるジム・トンプソンの家に行くことにした。ジム・トンプソンはタイシルクの王と呼ばれた男で、ジム・トンプソンの家は、その彼の邸宅だったところだ。行ってみるまで知らなかったのだが、毎週火曜日はボランティアによる日本語ガイドがある日で、丁度我々が到着したときにガイドツアーが始まるところだったので合流させてもらった。超ラッキー。

ジムトンプソンの家は、バンコクの中でも好きな場所だ。バンコクは渋滞(不景気で昔よりはかなり緩和されたが...)をはじめエネルギーあふれる街だ。その中で、ジム・トンプソンの静かで時間がゆったりと流れるオアシスのような場所なのである。ふとバンコクの熱気とパワーに疲れたときには訪れたい場所である。

ホテル前の桟橋。
船が到着したところ。
トゥクトゥクにのる。 これが、トゥクトゥク。
(クリックすると拡大)
タイ式トイレ。紙はなく
水と手桶が置いてある




1日目の昼食@マーブンクロン・フードセンター

昼ご飯は、マーブンクロン・ショッピングセンターや東急の入っているビルの最上階にあるマーブンクロン・
フードセンターで食べた。

フードセンターを一言で言うのであれば屋台村、またはカフェテリアというところか。まず食券売り場で食券を買う。そして、その食券を持って何10件もあるお店の中から食べたいモノを買い(食べ物or食べ物の写真を指差して、食べモノが出来上がったら交換に食券を渡す)、あとは好きなテーブルに座って食べるだけだ。食券は当日限り有効なのであるが、余った食券は払い戻してもらえるので、お金を無駄にする心配はない。

タイらしいという意味では屋台で食事という手もあるのだが、この10年の経済発展の中ですっかりおしゃれになったタイの人は、屋台よりもおしゃれなところへ行く。かといってめちゃくちゃ高いところに食事に行ってばかりもいられない。そういう意味では、屋台以上、レストラン以下というビジネスマンやOLが行きやすい場所が、ここマーブンクロン・フードセンターである。バンコクのビジネスマンやOLの日常を垣間見ることが出来る場所として面白い場所だし、いきなり屋台はちょっと...と思っている人もここならとっつき易いだろう。



お買い物

サイアムスクエアの東急に入る。タイはなんてったって物価が安い。ブランド物だって安いのだ。以前は香港やシンガポールがお買い物天国であったが、最近では、わざわざ海外まで行って荷物を増やしてくることを考えれば、さほど安くない。近頃はタイにもブランド物が豊富に入ってきて売られるようになっているのに、まだまだ物価は安いのでお買い物天国である。ここで服を何着か買い込む。高級度・おしゃれ度では伊勢丹などの入っているワールドトレードセンターの方が上なのだろうが、東急はそことは一線を画し、サイアムスクエアあたりのお店の多くががそうであるように、少し庶民よりである。


バンコク漫遊のお買い物の成果(一部です)
サイアムスクエアに出来たサイアムディスかバリーセンター(おしゃれだ)の中にあるLOFTで買ったショルダーバッグ カオサンで買った木製ボール センレックナーム(左)とインスタントで具付きのトムヤムクン(右) タイではポピュラーなタバコ、KRONG THIP。超マズイ。



スターバックス・コーヒー

タイにだってスターバックスはある。少し暑き疲れたのでそごう近くのスターバックスでアイスコーヒーを飲むことにする。値段もさぞかし高いかと思ったが、日本と変わらない。メニューも同じだ。しかし、よくよく考えてみるとスターバックスは世界のどこであろうとも、同じ値段でコーヒーを提供しているのではないだろうかということに気が付いた。物価の安いタイの人には高いに違いない。事実、店内を見回してみると、日本人と欧米人だらけだ。



ニューハーフショー

タイといえばおカマだろう(失礼!)。ニューハーフショーで有名なアジアホテルの地下にあるカリプソの19時のショーの予約が取れたので、いったんホテルに戻りシャワーを浴びた後、アジアホテルへ向かう。アジアホテルへはバスでサイアムスクエアまで出た後、マーブンクロン・フードセンターで少し早い夕食を取ったあと、スカイトレイン(乗り心地もいいし、目的地まで時間もかからないし、なんと言っても渋滞に合わないのがいい)でRathcatheviまで行く。アジアホテルは駅前にある。レセプションで受付をすませ、席へつく。しばらくすると飲み物の注文を取りに来るので、ビア・チャングを頼む。タイのビールといえばシンハが有名だが、近頃はこのビア・チャングも結構出回っているらしい。

ニューハーフショーは生まれて初めて見たのだが、歌あり踊りあり、来ている客層にあわせているのかアメリカや日本を意識したショーもあるし、タイの踊りを見せてくれるショーもある。あっという間に時間が過ぎていった。最後は、女性達(?)と写真を撮ることができる時間がある。若干のチップと引き換えに、一緒に写真を撮らせてもらった。

楽しい思い出を胸に、タクシーでホテルへ戻り、眠りについた。

ニューハーフショー。
日本でも見たことない。
ビール(ビア・チャング)を
飲みながらショーを鑑賞。




フリータイム2日目

チャイナタウンへ

2日目はまずチャイナタウンへ行く。特にどこへ行くという目的があるわけではなかったのだが、チャイナタウンの街並みを見たかったのだ。ホテルから5分ほど離れたところに、チャイナタウン方面へのバス停がある。バスでチャイナタウンに近づくと、車窓から見る風景はまさに中国。まるで香港かどこかに来たみたいだ。バンコクのチャイナタウンは広い。炎天下の中、チャイナタウンを踏破するのはキツイ。思わず通りがかりの薬局で、タイのリポビタンDを買ってしまった。



ホワランポーン駅(バンコク中央駅)からバスで、カオサンへ

次の目的地であるカオサンに出るために、一旦チャイナタウンからバスでホワランポーン駅まで出る。ホワランポーン駅は、バンコクの中央駅といえるところで、ここを起点にタイの各地へ行くことができる。ホワランポーン駅付近は建設中の地下鉄工事のため少し歩きづらい。ホワランポーン駅の構内を少しぶらぶらした後、バスに乗りカオサンへ向かう。



フリータイム2日目の昼食@カオサンのお店

カオサンから一本となりのランブトゥリー通りにある食堂で昼ごはんだ。店先のカレーに目がくらんだのだが、結局カレーのほかに麺とビールを頼んだ。丸イスに座って食事をしながら、ふと回りのテーブルを見回してみると、結構日本人が多い。いかにも「ボク学生で、いまバンコクをベースに東南アジアを放浪してまーっす!」って感じに見えたけど、本当のところはわからない。話し掛けるのはいいが、はまるのはいやだ。



インターネットカフェ初体験

ランブトゥリー通りがカーブを描いているあたりにあるインターネットカフェに入る。料金は1分1バーツ。サイアムスクエアあたりで1分3バーツ、空港で1分5バーツなので、大変易い。(旅行時点では)1バーツ3円なので、30分使ったとして100円もかからない。メールの読み書きを済ませる。20分だった。



水上バスに乗り、チャオプラヤを下りホテルへ戻る

暑いので冷房の効いたファーストフード店(SWENSENS)で、コーヒーとアイスクリームで涼む。その後、カオサンのお店をウィンドウショッピング。世界中のバックパッカーが集まっているこの通りは、見ているだけで面白い。とあお店で、木製のサラダボールセットを購入する。

そろそろ夕方近くになるのでホテルに戻ることにする。カオサンからお寺通りを抜け、チャオプラヤ川沿いへ出で、水上バス(チャオプラヤ・エクスプレス)の船着場を探す。歩いていると船着場らしきところがあり、おばちゃんがこっちへ来いと呼ぶ。いくらかと聞いてみると、500バーツだという。水上バスは庶民の足であるはずなのに妙に高い。どうもしっくりこないのでその場を立ち去ろうとすると、450バーツでいいという。おいおい水上バスがディスカウントするわけないじゃないか。だいたい他の客がいない。これは水上バスじゃなくて、水上タクシーじゃないか。おばちゃんのしつこい誘いを断り、水上バス乗り場を探して、しばらく歩く。数100メートル程進むと、水上バス乗り場をみつけた。おばちゃんに値段を聞くと、2バーツだという。これでこそ庶民の足だ。よしよし。

しばらく待つと船がきた。船に乗り、無事ホテルに戻ることが出来た。

船は、上りも下りも同じ場所につくので注意が必要だ。船が来るたびに、行き先を確認したほうが良いだろう。



フリータイム2日目の夕食@ホテル近くの屋台
ホテル近くは、船着場やバスのターミナルがあるせいか、利用する人を目当てに数多くの屋台が道路に出ている。ついに屋台で夕食を採った。店によって、扱っているものが違うので、気に入るまで屋台を何軒か回ってみる。ぶっ掛けご飯ものと麺類を扱っているおばあちゃんがやっている屋台があったので、そこで食事をした。麺や具を指差して注文すると、しばらくして食事がでてくる。だいたい一皿30Bから50Bなので安いものだ。


近くのセブン・イレブンで
買ったビール(アムステル)

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