キタハラヒロユキ・ドットコム
電脳生活


無料メーリングリストは、もはや単なるメーリングリストでなかった。
(2000.6.15)



・電子メールのある生活
電子メールは、キタハラヒロユキ・ドットコムにとっては、公私共にかかせないものになっている。"私"の部分では友人たちとの雑談とか連絡用に使っているのであるが、ここで活躍しているのが無料のメーリングリスト・サービスある。今回の電脳生活では、無料メーリングリストサービスについてふれてみたい。


・宛先の指定だけで一苦労
電子メールが普及していなかった頃の友人たちとのメールのやりとりは、1対1で十分だった。電子メールを送ろうにも相手がいないのだ。しかし、電子メールを使えるようになった人が増えるにつれ、仲間内でやりとりしているメールの宛先(To:)欄のアドレスの数も増えていった。

そうなると、宛先を設定するだけでも一苦労である。自分はアドレス帳に全員を設定して対処していたのだが、使っている環境によってはそれが難しい場合もある。仲間うちでメールをやりとりしているうちに、いつのまにかに誰かのアドレスが落ちていたりしたり、またそのことに気がつかないままメールのやりとりを続けていたことが、頻発した。

そこでメーリングリストを導入しようと思ったのだが、メーリングリストは、専用線につながったUNIXマシンを自由に使える環境になければ、通常はプロバイダーの有料サービスを利用するしかなかった。しかし、仲間内の連絡や雑談程度に有料サービスを利用するもちょっとね。ということで困っていた。


・無料メーリングリストとの出会い
ある日(1998年の始め頃だった)検索エンジンで、"無料"、"メール"などのキーワードで出てきた無料メーリングリストのホームページにアクセスしてみた。しかし、設定がコマンドをメールで送るという形式で、結果の反映に時間がかかったり、お世辞にも使い勝手の良いものではなかった。とはいえ、タダということで、使い勝手の悪さは我慢して(メーリングリストの監理者一人ががんばればいいことなので)、使っていた。


・恐るべし、無料メーリングリスト。便利なサービス盛りだくさん!
しかし、それから2年の間に、どんどん使い勝手は向上し、今やWeb画面上でメンテナンスが可能になり、その使い勝手も当初に比べ格段に向上し、コマンドメールや設定ファイルを直接いじらなきゃいけないUNIXベースのメーリングリストなんてもう使えないよ。ってくらいになったのだ。

今般(2000.6現在)の無料メーリングリストのメリットを整理してみよう。
・利用方法に制限がない(ビジネス/プライベート、参加者がオープン/クローズド、参加人数の多少等を問わない)
・メーリングリストの開設やメンバーの管理が、使い勝手の良いWeb画面上のツールでできる。
・過去のメールがWeb上で読むことが可能。
・メールの投稿、および、返答などが、Web画面上でも可能。
・細かい設定が可能(投稿者の制限(フリー、参加者のみ、オーナーのみ)、参加の自動/許可制))
・メーリングリスト以外の機能も無料で利用できる。予定表、ファイル共有、データベース機能、お気に入りURL共有、チャット、等々

恐るべし、無料メーリングリスト。便利なサービス盛りだくさん!

もはやメーリングリストと呼ぶよりは、グループウェアといったほうが適切だろう。
こんなサービスがタダで使えるのだから、しかもシステムは安定している。(初期の頃は結構、マシンがお休みしていたこともあったが、最近はほぼ動いている。)

有料メーリングリストを使うことは(よっぼどのアドバンテージがない限り)もはやないと言い切れるだろう。



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