キタハラヒロユキ・ドットコム
電脳生活


モバイルライフ 〜モバイルライフを支える小道具たち〜
(2001.7.1)

(フロリダのホテルにて)

ここ数年流行語であるITを語るときに聞かれた"ネットワーク"とか"インターネット"というようなキーワードがよく聞かれたが、今般インターネットが企業や家庭にも大分普及するのに伴って、段々聞かれなくなってきた。代わって"ブロードバンド"とか"モバイル"というようなネットワークの質を問うようなキーワードを、頻繁に耳にするようになってきた。(余談だが、PUSH型とかPULL型とかいう単語も最近聞かない。)

キタハラヒロユキ・ドットコムがインターネットでショッピングするようになったのは最近ここ1年くらいのことでしかなく、ブロードバンドとも未だに無縁な生活であるが、モバイルといわれれば歴史はそれなりにある(と言っても、胸を張って威張れるほどではないが...)。

そこで、今回の電脳生活では、キタハラヒロユキ・ドットコムのモバイルライフをご紹介ということで、モバイルライフを支える小道具の数々を紹介したい。


お出かけ&旅行好きなキタハラヒロユキ・ドットコムのモバイルは、外出・旅行先でのメール通信に尽きる。
では、「モバイルライフに欠かせないモノは?」と訊かれたなら、迷わずモバイルライフを支える小道具たちと答えるだろう。

一口にモバイルの小道具といっても、行く場所や状況によって、携帯しなければならない小道具は変わってくる。遊びでちょっと出かけている程度であれば、携帯電話やPHSのメール送受信機能で事足りるだろう。また仕事で長文のメールを送信しなければならない場合や、ワープロや表計算や画像データなどの添付ファイルを添付されたメールを送受信しなければならない場合は、ノートパソコンが必要となる。また、通いなれている場所であれば、通信環境もわかっているので、必要最小限の荷物だけ持っていけばよいが、逆に、海外旅行先などの、初めて行くような場所で、しかも現地の通信環境に関する情報が入ってこないような場合は、どんな通信環境でも耐えられるようなタフな装備が必要となってくる。



・モバイルギア

荷物を軽くしたいとき、海外へのお出かけのときなどに、大活躍しているのが、モバイルギアである。 コンパクトなボディに、タッチタイプ可能なキーボード。電源ONですぐ使え、モデム内臓で、世界のどこへ行っても入手可能な単三乾電池2本で動作することは、他の通信端末と比較して大きなアドバンテージだ。

携帯やPHS専用の、メール機器が携帯電話キャリア各社から発売されているが、所詮、海外では使えないし、日本国内でも圏外へ出てしまえば役に立たない。どこでもつかえるというモバイルギアのタフさは、頼もしい限りだ。ちょっと、喫茶店や飛行機内や列車内などの公衆の場は机が狭いことが多いし、そうでなくてもノートパソコンを外で使うのは木っ恥ずかしかったりするのだが、モバイルギアなら場所を取らず、外で使ってもノートパソコンほど目立たない。

モバイルギアII
使用風景
(ローマのホテルにて)



・ノートパソコン

日本国内へのお出かけで、ちょっと重い荷物でも大丈夫という状況ならノートパソコンがいい。普段使いなれた環境をそのまま持ち歩けるのは、ノートパソコンならではだ。仕事で出張という場合であれば、国内・海外を問わずノートパソコンは必需品だろう。またデジカメを購入してからというもの、デジカメのバックアップ用途でも、ノートパソコンは必需品になった。

キタハラヒロユキ・ドットコムとしては、サイズが小さくても厚みがあるものより、ちょっとサイズが大きくても厚みが薄いノートパソコンのほうが便利と思っているが、この辺りは個々人の好みや環境により異なるので、気に入っているものであればなんでもいいだろう。

ちょっと前のノートパソコンにはモデムが内蔵されていなかったので、通信するためには自前でモデムカードを用意する必要があったが、最近のノートパソコンであれば、ほぼ必ずモデムは内臓されており、付属品を持ち歩く必要がなくなり便利だ。電話ケーブルさえあれば、グレーの公衆電話(通称:グレ電)やICカード公衆電話さえあれば、どこへ行っても通信できる。

ノートパソコン。
写真は、LavieM
(北海道にて)
PHSを使って通信中。
(山中湖岸のホテルにて)



・モジュラーケーブル

これこそ小物中の小物だが、ないと困る。電話機とモバイルギヤ・ノートパソコンとをつなぐのには、なくてはならないもの。いろいろある。普通のモジュラーケーブルをそのまま持ち歩いても良いのだが、近頃は鞄の中で邪魔にならないように工夫されたモノもあり、携帯に便利だ。単にケースに収まるモノから、自動巻取り機構が着いたものまで、いろいろある。

初期タイプ。
PCカードサイズで、携帯に便利。かなりお世話になりました。
第2世代タイプ。
両端が引き出せるので、引き出し/巻き取りが初期タイプの半分の時間でできる。
自動巻取り式。便利。ロック機構もついている。現在コレを使用している。
使用風景。初期タイプとモバイルギアとで、通信中。
(マドリッドにて)



・変換アダプタ

旅行や仕事で海外へ出かけたときに通信しようとしたとき、日本とはモジュラーの口の形状が違うため、モジュラーケーブルがつなげない。そこで必要になるのが、この変換アダプタである。現地に着いてから慌てふためかないよう、出かける前に日本国内で揃えておきたい。


・サスコム

海外では、電源コンセントの、国ごとに形状は異なる。日本の電気機器を海外で使用しようと思えば、必然的に各国用に電源コンセントの変換コネクタを用意しなければならない。しかし複数の国を回る場合に変換コネクタだらけになってしまい、大変なことになる。だがこのサスコムひとつあれば、他に変換コネクタは必要ないという超スグレモノである。 (電圧は変換してくれないので、電気機器が対応していない場合、別途変圧器が必要)

変換アダプタ
(イタリア用)
サスコム サスコム使用風景
(イタリアにて)



・モデム・セーバー

国によって、また同じ国であっても施設によって、電話線に流れる電流・電圧が異なり、たとえ、モジュラーの形が合ったとしても、モデムを壊してしまうことがある。そこで役に立つのが、このモデム・セーバーである。モデム・セーバーをモジュラーに差し込むと、電圧オーバーの有無や極性正逆を、検知してくれる。備えあれば憂いなし。


・音響カプラ

音響カプラを電話の受話器にあてて使う。原理は、信号を音声に変えて送受信するという原始的なもの。外の雑音の影響を受けやすいため、見た目よりも使い方はむずかしい。ホテルの毛布や上着でくるんだり、世の中ではコイツ(音響カプラ)を使いこなすのに様々な工夫(苦労?)がこらされている。ここまで苦労して通信するくらいなら、素直に電話をかけて口頭で用件をすませた方が、はるかに労力がかからないだろう気がする。これのお世話になったことは、いまだかつて一度も無い。

モデムセーバー
音響カプラ
写真は、テレカプラーII



・イヤホンマイクケーブル
方端がRJ−11オス、もう一端がイヤホンマイクオスというケーブル。信号を音声に変えて、送受信を行うという点では、音響カプラと原理は変わらないが、イヤホンマイク端子とモデムジャックを直接ケーブルでつなぐため、音響カプラと比較すれば圧倒的に通信の信頼性は高い。9600bpsくらいまではこれでいける。

いまはPIAFSなどで快適にデータ通信ができるようになっているため、あまり馴染みのない方も多いかもしれないが、その昔PHSが登場したてで、まだデータ通信ができなかったころは、また、世の中でも結構広く使われていた方法でもある。キタハラヒロユキ・ドットコムがこれまで使用していたパソコンやPDAでは、全く問題なくこのイヤホンマイクケーブルは使えていたのだが、IBMの一部のノートパソコンでは、そのままではこのイヤホンマイクケーブルが使えず、使えるようにするハード工作記事が雑誌に載ったこともある。
イヤホンマイクケーブル



・PHSカード

ノートパソコンのPCカードアダプタにさして使う。カード付属の専用ケーブルで、カードとPHSのPIAFS端子をつなぐ。このPHSカードは、パソコンにもモバイルギアにも使え、汎用性があるモノである。



・ノートパソコンPHS接続ケーブル

ノートパソコン専用ケーブル。ノートパソコンの専用端子とPHSのPIAFS端子をつないで使用する。。先ほど紹介したノートパソコンにしか使用できないが、その分コンパクトに出来ており、かさばらずとてもいい。最近は、USBとPHSを直接つなげるケーブルもあるので、それでもいい。



・モデムカード

モバイル通信デビューは、このモデムカードでしました。当時、パソコンにモデムが内蔵されていることはなく、通信をするにはこのモデムカードが必要だった。PCカードタイプのモデムカードに、付属のケーブルをつなぎ、もう一端はモジュラーケーブルと接続して使用する。現在でも、たまに使用することがある。



紹介もしてもらえなかった前世紀グッズ達


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