キタハラヒロユキ・ドットコム
電脳生活


e(いい)引越し
(2001.11.27)


キタハラヒロユキ・ドットコムは、この約10年で実に5,6箇所も引越しをしている。自分では引越し好きというわけではないつもりなのだが、自分の置かれた状況の変化に合わせて、出来る限り最適な場所に住むようにしているだけなのだが、気がついてみたら、2年に1回は引っ越していることになっている。つい最近も、また引越しをしてしまったので、今回はその話を紹介したい。




・手狭になった旧居

そもそもの引越しのきっかけは、旧居が手狭になったからである。キタハラヒロユキ・ドットコムを昔からご覧になっている方なら、キタハラヒロユキ・ドットコムが、かなりの荷物持ちであることは、想像が容易だろう。特にアウトドアの道具は、ここ数年急増したものの一つであるが、イスやテーブルを始め、バーナー、ランタン、寝袋、テント、他、折りたためるものもあるとはいえ、これだけ集まるとかなり場所をとるようになる。アウトドア以外にも、コンピュータだって何台も買っている。過去の電脳日記(インターネットショッピング)でも紹介したが、去年買ったPCだけでも3台だ。道理で手狭になるわけである。

手狭になったという理由のほか、もうちょっと便利な場所に引っ越したいという理由もあった。旧居は、駅から遠い上、坂の上の方にあり、出かけるのが大変だったのだ。旧居では、普段からウグイスが鳴いていたり、梅、柿、栗、ブルーベリー、キウイ、きのこなどが、すぐ近所にあるという、それはそれで良い環境ではあったのだが、そろそろ引越しどきだろう。





・新居探し

引っ越すには、まず新居を探さなくてはいけない。そもそもどのエリアに引っ越せばいいのかさえ、よくわからない。エリアが決まってさえいれば地元の不動産屋へ行くところだが、エリアが決まっていない段階でとりあえず賃貸・アパートを探すには、まずは雑誌だろう。早速「週間賃○」を買ってきてみたが、特定の不動産屋の物件がほとんどで、あまり役にたたなかったので、古紙回収行き。

次に、「賃貸版住宅○○」を買ってくる。今度のはそれなりに幅広い物件を扱っており使えそう。始めは、この雑誌を一生懸命読んで物件を探してみたが、数多くの物件のなかから物件を探すのはそれなりに大変だ。「賃貸版住宅○○」に目を通していたところ、最新の情報がWebで見ることができると書いてあるのに気づいた。

アパートに限らず住宅一般は物件ひとつひとつが異なるため、物件が雑誌に掲載されるまでのタイムラグがどうしてもあるため、雑誌を見てこれはいいと思っても、実はすでになくなってしまった物件もあるだろう。また逆に締め切りに間に合わなかった物件もあるだろう。すでになくなっているかもしれない物件を一生懸命探すよりは、最新の情報で探したほうが無駄がない。さっそく、パソコンを立ち上げてWebサイトを見てみたが、なかなかいい。

エリア、間取りや値段、付属する設備、駅からの距離、駐車場の有無、その他家探しでは基本となる各種情報を検索条件として指定できるし、物件のカラー写真をWeb上で見ることが出来る。 つまり、自分が希望する条件に該当する物件だけを見ることが出来る。雑誌なら、自分が必要としている情報は、数多くの自分にとって必要の無い情報に埋もれているが、 これなら、そんないらない情報は見る必要がない。




・引越し先決定

気に入った物件があったら、Web上でこちらの氏名や連絡などの必要事項を入力する。ここからが問題だ。今回3件の問い合わせをしたのだが、1件は電子メールですぐ反応があった。もう1件は数日後にFAXで、よく不動産屋さんにあるフォーマットで物件の情報が送られてきた。しかし残る1件は何も反応がなかった。 Webに情報を出している業者でも、業者によって対応がぜんぜん違うのが良く分かる一件だった。
電子メールで反応があった業者は、電子メールにURLが記述してあり、そこへアクセスするとさらに詳細な情報をみることができた。なかなか気に入ったので、実際に物件を見たいという旨と希望の日付をWebのフォーマットから入力すると、更に電子メールで連絡がきて、直接近くの不動産屋さんに行くようにという連絡が電子メールで来た。その不動産屋さんへいって実際の物件(+そこで扱っている他の数件)を見せてもらい、結局その物件を契約することにした。




・引越し業者選びと見積もり

引越し先が決まれば、次は引越し業者選びだ。

引越し業者のTVで放映されるコマーシャルは、かなり印象的だ。どこの業者のコマーシャルも、耳に残るし、電話番号も覚えやすい。
また折り込み広告も頻繁に入るので、TVを見るまでもなく、情報収集ができる。しかし、キタハラヒロユキ・ドットコムとしては、インターネットを使ってみるべきだろう。ということで、早速引越し業者のWebサイトにアクセスしてみる。値段を知りたかったのだが、引越しの値段は、日付や荷物の量により、まったく違ってくるとのことで、単純にいくらとはいえないものらしい。まずは、見積もりをすることが必要だ。

では早速Webサイトで見積もりをと思ったが、いくつかの業者のWebサイトを見たが、Webサイトで見積もりの依頼は出来ても見積もりはできない。 Webサイトで見積もりの依頼をしても、結局は、電話がかかってくるので、体のいい留守番電話替わりでしかない。住所や電話番号、氏名をコンピュータ入力するオペレータさんも不要だし、引越し業者にとっては、都合がいいだけではないか。

業者によっては、オンライン見積もりが可能なところもないわけではないのだが、結局のところ、どの大きさのダンボールが、いくつになるのかなど、自分でダンボールに実際につめて見ないと想像がつくわけがない。 引越しの値段は、どんな大きさの車が何台必要か+作業者の人数で決まり、加えてダンボールなどの資材の値段や、必要に応じてエアコン工事のような付加作業の値段が加わる。

ダンボールの数もわからない素人が、車が何台必要かなどわかるはずもない。 結局のところ、オンライン見積もりなど夢でしかないようだ。 また引越し業者は競争が激しいので値引きも日常的に行われるのだが、曜日や日時だけでなく、ライバル業者対抗という意味で意欲的な値引きをすることもあり、このような値引きは人間対人間ならではのものでWebサイトではチョットは難しいだろう。




・キタハラヒロユキ・ドットコムの結論(2001年11月時点)


家を探すのに、インターネットは大変有用である。
 - 欲しい条件の物件の候補を、短い時間で得ることができる。
 - 常に情報が更新されている。(新しい物件はすぐ載るし、売約済みの情報は削除される)
 - たとえそのとき気に入った物件がなくても、登録しておけば、新しい物件がe-mailで次々に紹介される仕組みもある。
 - 物件の詳細やカラー写真が見ることが出来て、雑誌よりも物件のイメージをつかみやすい。

引越し業者の情報を得るのに、インターネットは現時点ではあまり有用ではない。
 - 折込チラシ&電話が現在のところは一番わかりやすい。



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